intime 碧(SORA)Ti3 Edition2 3.5mmレビュー
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intime 碧(SORA)Ti3 Edition2 3.5mmレビュー

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自己紹介

はじめまして。レビュー記事を書かせて頂くことになったレグミノです。日常的にJ-POPから洋楽、劇伴など様々なジャンルの音楽を楽しんでいます。

特に好きな音楽のジャンルはHouse系のEDM、JAZZです。愛機はFiio M11 Pro、aune B1s、数あるイヤホンの中で好きなのはAKG K3003です。日常から様々な楽曲とオーディオ機器でポタオデライフを楽しんでいます。

そんな愛機と共に今回レビューさせて頂くイヤホンは、2021年4月11日に発売された
intime 碧(SORA)Ti3 Edition2 3.5mm アンバランス版
となります。


intimeとは

intime(アンティーム)はオーツェイド株式会社のイヤホンブランドで、創設5年目を迎えた新進気鋭の日本に本社を置くオーディオメーカーです。

「良い音を日常に」をモットーに掲げており、碧 lightをはじめとした高品質、高音質、高コスパで多くの人に評価されている唯一無二のハイレゾ対応イヤホンを多々発売されています。

製品について

・intime 碧 Ti3と 碧 Ti3 Editon2
名前にEditon2とあり、2?と疑問を持たれた方がおられるかもしれません。実は過去に発売されたintimeのイヤホンにintime 碧(SORA)Ti3(旧Ti3)がありました。

旧Ti3はintimeの上級者向けハイエンド機種の位置づけにあり、とてもクオリティの高い高コスパイヤホンでした。その旧Ti3をブラッシュアップした後継モデルがintime 碧 Ti3 Editon2(Ti3 Ed2)だそうです(公式サイトhttps://intime-acoustic.jp/?pid=158537988)。

今回は旧Ti3との違いに触れつつTi3 Ed2の魅力をお伝えできればと思います。

・製品本体

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さっそくイヤホンの本体を見てみます。金属感ある丸みを帯びた本体を持ってみると、まずその軽さに驚きます。筐体にはフルチタン合金が使用されており、軽くて丈夫かつ制震性に優れているということです。

旧Ti3と見た目に大きな違いはありませんが、強いて違いを挙げるなら私が注目したいのはフロント前部に空いた小さな穴です。「この穴が音の違いを生み出すのかな、むふふ♪」と妄想せずにはいられません。

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筐体の中におさめられているのは、ハイブリット構成のドライバー:第三世代VST2とチタンコートウーハーと音響補正デバイス:第三世代HDSSです。

VSTとはVertical Support Tweeterの略称で、intime独自開発の積層型セラミックツイーターです。intimeの音作りを支えている重要な技術の一つとなっています。VSTは高域の再生を得意しており、20khz以上の可聴域外の音を再生可能にしているそうです。intimeのイヤホンはVSTを活用してHiFiかつ臨場感のある音を生みだしています。

一方、HDSSはTBI Audio System LLCの特許技術です。内部の音の反射を抑制して音の乱れを軽減してくれるデバイスだそうです。
Ti3 Ed2に搭載されているVST2とHDSSは現在intimeのフラグシップイヤホンである翔と同じものということなので驚きです。旧Ti3とはVST2とHDSSの世代が異なっています。

ケーブル被膜は旧Ti3のアンバランス版と同様のつるつるとした皮膜で取り回しは良好でした。タッチノイズもあまり気にならなかったです。旧Ti3のバランス版ではゴム製で取り回しがあまり優れていなかったのでうれしい変更点ですね。

ケーブルの芯材は自社製から変更されて日本DICS製のハイブリッドケーブルを採用されているそうです。芯材はHOT側にOFC+銀コート、COLD側にOFCを用いており、この構成は変わっていません。

プラグも見た目に大きな変化はありませんが、日本DICS製のプラグを使用しており、2.5mmプラグ、4.4mmプラグのバランス版も販売されております。

イヤホン以外にも付属品として高級感のある本革製のケースと手触りの良い布製のポーチ、イヤーピースにAcoustune社製 AET07(S、M-、M、L)がついています。イヤホンの収納はもちろんのこと、装着感に定評があるAET07が4種類のサイズが同梱されているので装着感に困ることはなさそうです。

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・音質

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肝心の音質面です。
最初に聞いてすぐに感じたのが、定位と音場が自然でよいという点です。
「これアンバランス版だよな?」
と一瞬疑ってしまいました。Ti3開発のコンセプト「一般的な3.5mmアンバランス接続でもバランス接続に負けない臨場感」に違わぬクオリティです。

定位や音場の表現ではバランス接続が優位とされますが、Ti3 Ed2アンバランス版は空間が上下左右へ小ホールのように広がり、音の鳴っている場所よくわかる印象です。注意深く聞くとやや音が中心によっている気もしますが、アンバランス接続としてはかなり優秀だと思います。全体的に悠々と音を鳴らしている印象です。

各音域のバランスについては低音の量感が多めなドンシャリのはずですが、印象としてはドンシャリ感が薄いのが驚きです。低域がほかの帯域を邪魔せず、各帯域のバランスも絶妙でした。いろんなジャンルの曲を楽しくならしてくれるオールラウンダーなところも良い点だと思います。次に音を細かく見ていきます。

高音域は煌めきを持って抜け良く伸びながらも耳に刺さらないのが大きな特徴です。ハイハットや金属打楽器の音などはきれいに鳴り響き、余韻が心地よく感じられます。

中音域は透き通る音を臨場感と共に落ち着いた印象で鳴らしてくれます。透明感にあふれながら自然な空気感を纏っており、特に女性ボーカルや金属系楽器、ギターの弦の響きや伸びがピュアな美しさで表現されています。

低音域は深く締まりがありつつレスポンスよく分離感をもって鳴らす印象です。ごちゃごちゃせずに見晴らし良くキックやベースなどをキレとスピード感をもって鳴らしてくれています。

・旧Ti3との比較
全体的に解像度や分離感で旧Ti3よりわずかに落ちてマイルドになった印象ですが、大きな差は感じず透明感や定位などは一枚上手の印象です。加えて、Ti3 Ed2は強弱表現がやや良くなったように感じました。

高域に刺激と高い解像度を感じた旧Ti3と比べるとやや落ち着いた上品な印象を受けます。また、旧版の中音域は非常に解像度とキレのある中音域でしたが、Ti3 Ed2はよりマイルドになって空気感と透明感が付帯された印象です。さらに、旧Ti3の低音域は若干ぼわついてまとまった印象でしたが、Ti3 Ed2では低音の質とキレや見晴らしがかなり良くなったと感じました。

加えて、旧Ti3は音の濃さと密度、圧迫感などからやや聞き疲れをしましたが、Ti3 Ed2では聞き疲れがかなり軽減した印象です。量感と締まりのある低音を鳴らすイヤホンには閉塞感がつきものですが、Ti3 Ed2では耳への閉塞感をほとんど感じず、筐体の軽さと音のマイルドさも相まって長時間のリスニングも快適で苦になりませんでした。


まとめ

今回レビューさせていただいたintime 碧Ti3 Editon2を一言で表すと、
「キレと分離感ある低音を、透き通るマイルドな中高音域と共にバランスよく自然な音場で聞きやすく鳴らす」
だと思います。個人的にはJAZZとすごく相性が良いと感じました。

旧版Ti3アンバランスと比べると正統進化といった感じです。旧Ti3バランス版と比べると解像度は落ちますが、落ち着いた音と自然な音場が大きな魅力かと思います。

ほかの10万円を超えるような高級機種イヤホンと比較してしまうと細かい部分で見劣りしてしまうかと思いますが、価格を考慮すると高性能、高コスパで欠点の少ないイヤホンだと感じました。ぜひとも皆様に聞いて頂きたいです。

ONZOではintime 碧Ti3 Editon2の貸し出しを行っていますので、実際にじっくり試聴してみたい方はレンタルして頂けるとよいかと思います。intimeのイヤホンは上流機器の影響を素直に反映するということなのでお手持ちの機器でぜひ確かめてはいかがでしょうか?

私もONZOで商品をお借りして今回のレビューをさせて頂いておりますが、私のような東北の田舎に住むイヤホン視聴難民にとってONZOのレンタルサービスはありがたいものです。また、普段の環境で長時間のリスニングができるのもONZOの魅力です。長時間のリスニングでの使用感や付属品など店舗での視聴では確認しにくい点をONZOではじっくり試せます。

皆様もぜひONZOのレンタルサービスをご活用してみてください!利用される方はレンタル品に魅了されすぎてうっかり返却を忘れることがないようくれぐれもご注意を!!

レグミノ

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